

教育費のせいで生活費がギリギリ…
子どもの教育って本当にお金がかかりますよね。
塾代をはじめとした様々な習い事などにお金をかけるとキリが無くなってしまうほどです。
当然、愛する我が子のためなら何でも、いくらでもしてあげたいという気持ちはわかるのですが、
それでも収入と支出のバランスがあってこそです。
教育費におかけをかけすぎるあまり、生活が成り立たなくなってしまっては本末転倒です。
そんな教育費用貧乏にならないよう、どのように計画的にやりくしていけばよいのでしょうか。
まず、現状を把握することが重要ではないかと思います。
もう少し具体的にいうと、教育にかけるお金が全体の中でどのぐらいの割合なのかを確認しましょう。
学校の授業料にはじまり、塾代、通信教育代、教材の費用、あとは他の習い事があればそれらもすべて含めます。
あとは月謝でなく、不定期に発生する費用があれば、できるだけすべて洗い出しましょう。
そして学校の授業料は国公立、私立で大きく異ることはご存知かと思います。
例えば小学校の場合、国公立では約180万に対し私立では約854万と非常に差があります。
また、もし小学校は国公立だが中学校からはいわゆるエスカレーター式の私立になるという場合には、
費用の計算を間違わないように注意してください。
ローンと教育費が重なってしまうことによる生活苦
教育費はほぼ定額になることが多いかと思いますので、
言ってしまえば予定通りに毎月支払いを行う固定費ということになります。
教材などで一時的に費用が増えることがあっても減ることはほとんどないでしょう。
ですので言い換えれば、一度教育費を設定してしまうとまずほぼ確実に毎月の支出も増えます。
そんなときに住宅ローンの支払いもあると非常に苦しくなってしまうのは理解してもらえるのではないでしょうか。
住宅ローンも教育費と同じで毎月一定額の支払いを続けるものです。
ローンの組み方によって異なるケースもありますが、だいたいの場合は一定額の支払いだと思います。
多くの人は30代ぐらいから住宅ローンを組むかと思いますが、
子供が生まれたタイミングによりますが、やはり教育費とローンがダブルパンチで支出が多くなりやすいです。
子供が健やかに育ってくれるための教育費にお金をかけるのか、
家族全員で豊かな暮らしやすい住居にお金をかけるのかは非常に悩みどころです。
両方を充実させるぐらいの収入があればこんな悩みは不要ですが、
なかなかそうもいかないのが現実です。
子供の教育費にお金をかけることは本当に良いことなのか
そもそも、なぜ教育費にお金をかけようとするのかを考えると、答えは1つですよね。
それによって子供の将来が少しでも良くなるはずだと信じて投資をしているからです。
ではここでご質問ですが、お金をかければ本当に子供の将来がよくなるといえるのでしょうか。
もちろんその可能性が高まる、あるいは広がりが出ることはあると思いますが、
問いかけたいのはそういうことではなく、お金をかければかけるほど、その質が高まるのかということです。
例えば、塾ひとつとっても月謝は全く異なりますよね。
月5万もかかるような有名な塾に通わえてさえいれば子供の将来は安泰だ、とはなるわけがありません。
子どもの、あるいは通っている学校の、あるいは地域性の、といった様々な条件等によって、
より良い選択肢が常にあると考えるほうが自然です。
ですので、考え方としては教育費用という金額を主軸とするのではなく、
それが子供にとって意味が生まれるものかで考えるのが良いと思います。
子供がイヤイヤ通う高い習い事で得られることよりも、
自分から進んで通う習い事の方が得るものは絶対に大きいでしょう。
このように教育費用にお金をかけるべきかも考え方や状況次第と言えるのではないでしょうか。