マイホームといえば、人生の中で最も高い買い物ですよね。

当然、どこに買うのか、どのぐらいお金をかけるのか、何度も行う買い物ではないので慎重になるはずです。

そしてマイホームを買うときに大半の人から銀行からお金を借りると思います。

いわゆる住宅ローンと呼ばれるものですね。

ではマイホームを買う時にいれる頭金だったり、貯金がない状態での購入は可能なのでしょうか。

結論から言うと頭金などの貯金がなくてもマイホームの購入は可能です。

頭金があった方が銀行から借りる住宅ローンを組む時に借入金額が少なくなるため、金利や審査などの面で有利になるのは間違い有りません。

言い換えれば返済総額が少なくなるので当たりまえですよね。

これまでマイホームを購入する際の頭金は、購入金額全体の2〜3割程度と言われていました。

しかし近年ではそんなことがなくなり、頭金なしで住宅ローンを組む人も増えています。

その理由として、住宅ローンでお金を借りるときは借入期間が長期ですので、

基本的には固定金利と呼ばれる金利が同じ状態で組むことが多いです。

そのため、条件が良いというのが理由の一つになっているようです。

ただ、まれに利用する業者によっては手付金がなければ契約できないケースがあります。

手付金とは家を買う契約をする時に、証拠金として支払うものです。

相場はまちまちですが、おおよそマイホーム購入価格の5〜10％程度であることが多いです。

さらに住宅を購入した後に登記費用と呼ばれる費用が必要で、司法書士に依頼するものですが20〜40万円ほどかかります。

加えて火災保険に加入したりする飛鳥も必要ですので、

やはり頭金があった方が良い・・・ということになってしまいそうですが、それでは頭金なしで住宅購入する人はどのような考えで購入しているのでしょうか。

まずマイホームの購入が新築建売という前提で頭金を用意するとします。

だいたい新築建売だと頭金の平均は300万円前後と言われています。

これを毎月3万円ずつためて用意しようとすると、単純計算で8年以上もの時間が必要になります。

もし新築建売ではなく注文住宅で購入したいとなると、頭金の平均は700万前後。

こうなると19年以上もの時間がかかってしまう計算です。

つまり、マイホームに住むためにかかる時間を考えると当分先になってしまうので、

頭金なしでマイホームを購入して住むことを優先するというのがざっくりとした考え方になります。

もうひとつの要因としてあげられるのは賃貸物件の家賃と比較する場合ではないでしょうか。

いま住んでいる部屋の家賃と、住宅ローンの月々の支払いがもし同じぐらいなのであれば、頭金なしでも住宅ローンを利用してマイホームを購入した方が良いということですね。

当然、賃貸だとただお金を払っているだけですが、マイホームとなれば同じお金を払っても資産になりますので、その方がお得だろうという考え方です。

とはいえ、賃貸がいいのかマイホームが良いのかというのは人によって考え方が大きく異なる部分であって、どちらにもメリット・デメリットがあります。

ここで考えたいのはマイホームに必要な諸費用や家具などのお金がどのぐらいかかるか、ということです。

例えば頭金があったとしても、同時に用意する家具や家電製品などを考えるとお金が足りなかった・・・というケースは意外とよくあります。

仮にこの状況をギリギリ乗り切ったとしても、もし何らかの不測の事態が起こった場合に対処できない可能性が出てしまいます。

冠婚葬祭だったり、ケガで働けない、ということは誰にも起こり得るものです。

ですので、急な予期せぬ自体が起こっても対処ができるように、マイホームを購入する際には購入後に余分な資金を用意しておいた方が安全ということになります。

そんなときにカードローンを利用するという方法もありますが、カードローンは一時的な対処に向いているものの、継続的な金欠状態に対してはあまり向いていないサービスです。

利用するときは計画的に行いましょう。